お引越し 其の2

・・・続き・・・
持って来たカタログを手にマニュアル通り丁寧に説明する。
見積もりを一通り見てさて本題に・・・ここまでは良かったが・・
「他にも見積もり頼んでいるのですか?」
と聞いてきたので、内心(来たー!!)と思いながら、正直に答えた。そしたら、どこの会社かーとか、時間はーとかいろいろ探って来た。まあ競争だし営業として気になる所、当然かなぁ。
やがて値段交渉になり当然他社の値段も聞いてきた。A−社の件を言う。
が、値段があまりにも安かったのか、ありえないって感じで、今までの営業的口調が一転。
「この時期にその値段はうちは無理です。A−社さんにした方が良いですよ!」
おいおい。聞いたから言ったんですが。A−社の見積もりの様子を言うと、
「いい加減なことしてんなー」と呆れ、誰だか名前を聞いてきた。
「さあ・・」(名刺もらったけど、ええー!?言える訳ないじゃん)
A−社さんが値下げ出来た理由は・・・といろいろ教えてもらった。トラック手配の事情とか午後作業の理由とか、今まで知らなかったことだったので勉強になった・・・
けど、かなり他社をけなしていたのにはどうだか。
繁盛時期だからすぐ埋まってしまうので早めに返事下さいと言って、最後はまた低姿勢な営業マンに戻って帰っていった。
営業マンって二面性あるなあ・・・こわい。
確かにライバル会社だけど、同じ引越業者なんだし、お客を前に他社の悪口言うのはどうかと思う。
その後、ネットでいろいろ調べてみたら、同じようにSA社は他社の悪口を言うことで有名みたい。
始めからネットで下調べすれば良かったと思いつつ、他社も似たり寄ったり賛否両論で、見れば見るほど分からなくキリが無いので、第一印象で結局SA社に決めた。